大手進学塾を退職後、ここ葵東に小さな個人塾を構え、生徒数も年々増えてきました。十数年前、私は学校教師にあこがれ教育大に入学しました。その時、親の仕送りが無かったこともあり、「将来の練習に・・・」と、軽い気持ちで、アルバイトとしては高収入であった学習塾の講師を始めましたが、これが自分の天職であると思うまでにはそう時間はかかりませんでした。
大学を卒業後、浜松に(当時)本社のあった大手進学塾に就職。厳しい労働条件ではありましたが、それなりに充実していました。しかし所詮サラリーマン。自分の理想を貫くには、やはり限界がありました。年齢もちょうど三十歳。夢を追って無茶をするのも若いうちと、その会社を辞め、自分の生まれ育ったこの地に小さな個人塾を構えることが出来たのです。
今では私の母校(初生小・北星中)の生徒も数多く通っています。
開校当初、小四から中三までを募集したところ、さすが無名の塾、三月スタートの段階で申し込みがわずか五名だったことを覚えています。しかし、その五名の生徒・保護者の方の口コミのおかげで徐々に生徒数も増え始め、今では満席の為、お断りする学年も出る塾となりました。本当にありがとうございます。
私の目指した教育の柱は、教師と生徒・教師と保護者の「信頼関係」です。ごくごく当たり前のことなのですが、当たり前のことを当たり前に運営してみよう。それが最初の決意でした。信頼関係を築くには、お互いに遠慮があってはならない。そう思い、思ったことはズバズバと口にしています。時には若輩の身ではありますが、保護者の方にも意見させて頂く場面もあります。確かに学習塾はサービス業であり、生徒や保護者は「お客様」にあたりますが、「昔ながらの学び舎」をテーマに塾を始めた以上、教え子に媚びるわけには参りません。
言うなれば、学力をつける為の「道場」のようなものです。弟子である生徒がだらしない行動や間違った行動、大人に対する失礼な言葉遣いや行動をした場合には容赦なく叱っています。それが栄興館の雰囲気を作っているのです。今ではほとんどの保護者の方がこの方針に賛同してくださっているので、こちらとしても生徒対応しやすいですね。
また、生徒や保護者からの要望も聞き、出来ること、有益なことは即実行。逆に出来ないことは出来ないとハッキリお断りしています。栄興館と生徒・保護者の相互協力で、より良い環境づくりを目指していきます。
この地域には大小さまざまな塾が数多く存在していますが、どんな塾も決して万能ではありません。生徒の個性が無限にある以上、合う塾、合わない塾があることでしょう。しかし、きっと自分に合った塾、お子さんに合った塾はあるはずです。それが栄興館でなくとも構いません。
塾選びの際には、名前や外観、宣伝力などにとらわれず、その生徒に合った環境と接する教師選びを最優先してください。
他の個人塾の先生方とお会いする機会がよくありますが、塾の規模に関係なく、生徒のことを一生懸命に考えておられる先生がたくさんいらっしゃいます。それを見習い、私も日々精進していきたいと存じます。
努力は必ず報われるものであることを生徒に伝えたい・・・
高校受験を通して、親や周りへの感謝を学んで欲しい・・・
学力だけでなく、人間的な魅力も成長して欲しい・・・
栄興館は「浜松北高に○○人」などと出すことは出来ません。勉強が得意な生徒も苦手な生徒も同じ空間で学習しています。
彼らが目指す最も入りたい高校、それがその生徒のトップ高なのです。おかげさまで栄興館は毎年9割後半の第一志望合格者を輩出できています。実績を誇るのではなく、自分の為に最高の努力をする生徒にめぐり会えたことを誇りたいと思います。
栄興館は「昔ながらの学び舎」をテーマに、今年度も全力疾走いたします。塾長という偉そうな肩書きを持ってはいますが、まだまだ若輩者です。どうか気さくなお付き合いを宜しくお願いいたします。
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